【プログラム卒業生対談】コミュニティで学び事業の解像度を上げる。COM-PJの支援とは

2022年7月から10月にかけて開催された社会起業家支援プログラム『COM-PJ』。このメディアを運営する株式会社talikiと京都リサーチパークが主催する、社会課題の解決を目指し起業したい全国の25才以下の方(創業1年未満、起業準備中など)を対象としたこのプログラムは、今回で3期目の開催となった。仲間たちとの毎週の進捗報告会から、経営者やVCなどメンターからの講演やフィードバック。そして最後は、talikiが主催するソーシャルイベント『BEYOND2022』でのピッチでプログラムを締めくくった。今回はBEYOND2022にて、COM-PJ賞を受賞した鈴木粋と、審査員賞を受賞した吉川夕葉を迎え、プログラムを終えての感想や学びを聞いた。

【『COM-PJ』とは?】
「あなたの優しさが、社会に接続される3ヶ月」
talikiと京都リサーチパークが主催する、社会課題の解決を目指し起業したい全国の25才以下の方(創業1年未満、起業準備中など)を対象とした、起業家支援プログラムです。 第3期は2022年7月から3ヶ月間開催し、仲間たちとの毎週の進捗報告会の他、経営者やVCなどメンターからの講演やフィードバックを行います。
公式HP:https://talikikrp.work/

【プロフィール】
・鈴木 粋(すずき すい)
京都生まれ、京都育ち。同志社高校を卒業した後、同志社大学経済学部に在籍。中学の頃に社会科の授業で見た、貧困地域を特集したドキュメンタリーなどが引き金となり、いずれ社会を変えられる事業を起こしたいと、起業を決意。現在は、個人事業主として、学生対象のビジネスコンテストの運営や、ポスターやチラシのデザインなど、自身の興味に振り切った業務で、経験を積んでいる。そして、メインとなる事業活動として、奨学金を必要とする学生をサポートする情報提案サービス「シュッドリスト」を開発中。

 

・吉川 夕葉(よしかわ ゆうは)
株式会社ブイクック取締役COO。7歳からヴィーガンな食生活を始める。
ヴィーガン食品の面白さを発信すべく、インスタやyoutubeでの発信を2018年より開始。
上智大学を卒業後、ブランディング&制作会社揚羽に入社の傍ら、 #日本で唯一の若者向けヴィーガンイベント Green Rabbits Club を設立し、30-100人規模のイベントを定期開催。
ヴィーガン内での情報交換の場所として作成したLINEグループには約200名が参加中。
2021年よりヴィーガンスタートアップ「(株)ブイクック」に入社し、翌年よりCOO就任。現在はヴィーガン商品専門ネットスーパー「ブイクックスーパー」をはじめ、ヴィーガンを選択するハードルを下げるための事業開発を行う。

 

・宇都宮 里実(うつのみや さとみ)
株式会社talikiインキュベーションマネージャー。新卒でnote編集アシスタントをする傍ら「日本橋CONNECT」にて店舗立上げ、エリアリーダー担当。2020年より株式会社talikiにて社会起業家の事業立ち上げの伴走支援に携わり、起業家のメンタリング、新規事業開発、人事業務に従事。本対談のモデレーターを務める。

 

COM-PJに参加した理由

宇都宮里実(以下、宇都宮):まずは自己紹介と現在どんなサービスをやっているのか教えてください。

鈴木粋(以下、鈴木):同志社大学経済学部4回生の鈴木粋と申します。僕はモクジヤというチームで活動していて、現在は「シュッドリスト」というアプリを開発しています。このWEBサービスを通じて、奨学金を必要としている学生の情報収集をサポートしたいと考えています。

吉川夕葉(以下、夕葉):株式会社ブイクックCOOの吉川夕葉と申します。ブイクックはヴィーガンのレシピ投稿サイトからスタートし、ヴィーガン生活のあらゆる場面を支えるプロダクトを作ることを目指しています。その中で、現在は買い物における課題を解決するべく、ヴィーガン商品をまとめて手に入れられるヴィーガン版のネットスーパーのようなブイクックスーパーというプロダクトを作っています。

宇都宮:お二人はどのような経緯で今のサービスをやることになったんですか?

鈴木:大学に通う中で教科書の価格が高いという課題を感じたことがきっかけで、学びや体験がお金に左右されない世界を実現したいと考えるようになりました。それで、COM-PJに参加したときは今とは異なる教科書にまつわる事業をやろうと思っていました。

でも、プログラムの中で学生のお金に関する困りごとについて詳しくヒアリングをして、教科書の課題以上に、奨学金に関する課題がとても根深いと気づきました。奨学金を求めている学生は、情報収集や奨学金の選択にとても苦労していることが分かったんです。それで、同じビジョンのもと事業を方向転換し、奨学金の情報を整理してパーソナライズした形で学生に提案するという現在の事業に至りました。

夕葉:ブイクックは昨年10月から、ブイクックモールというモール型の通販サイトを運営していました。リリースから半年経ってUX改善をするために課題を探っていたのですが、思っていたよりも課題が根深いところにあることが分かったんです。それで、プロダクトの形式をモール型からスーパー型に変えることになりました。

ブイクックモールを作ったときは、ヴィーガン商品は世の中に結構あるのに情報がまとまっているサイトなどもなく、ブランドやお店のサイトを知らないと辿り着けないような状況でした。この課題を解決するために、情報をまとめる場所を作ろうということでブイクックモールを作りました。しかし、モール型だとそれぞれの店舗から商品が発送されるという形だったので、複数ブランドでお買い物をしようとすると送料がブランドごとにかかってしまい、金額の負担が大きくなってしまいます。そこで、モール型ではなく、自分たちで在庫を持ってまとめて発送できるような形に変更する必要があると考え、ブイクックスーパーとしてリニューアルしたという経緯です。

宇都宮:鈴木くんは起業を目指して、夕葉さんはスタートアップの社員として、COM-PJに参加してくれました。それぞれどのようなことに期待してCOM-PJに参加されたのでしょうか?

鈴木:初めは友達からCOM-PJについて教えてもらいました。そのときは自分の取り組みが社会課題解決だという意識はなくて。でも、僕の事業アイデアを知っている友達がこのプログラムをお勧めしてくれたということもあり、もしかしたら自分の事業も社会課題という枠に当てはまるのかもと少し思うようになりました。それで、社会課題というものに興味が湧いて、社会課題解決に取り組んでいる人はどんな事業をやっているのか知りたいという想いが強くなり、参加を決めました。

また、僕は事業の作り方について全然知らなかったので、どのようにアクションを起こしてどうやって進めていくのかリアルに体感して学びたいと思ったのも参加した理由の1つです。

宇都宮:夕葉さんは参加の目的がかなり明確だった印象です。どのような期待値を持って参加されたのですか?

夕葉:ブイクックに創業メンバーとして入ってから1年くらい経ちますが、前職は制作会社だったこともあり、スタートアップやプロダクト作りについて解像度が低いという課題意識がありました。創業メンバーとして価値を発揮できていないなとか、創業者と同じ目線で考えたりフィードバックできたりしないといけないんだろうなと思いつつ、どうやったらそれができるようになるか分からず、悩んでいたんです。

それで、COM-PJに参加して自分で起業をしている人たちに囲まれながら事業について考えることで、事業への解像度も上がり創業者の目線を知ることができるのではないかということを期待して、参加を決めました。

宇都宮:今回夕葉さんは起業家ではない立場で参加してくれたことで、COM-PJの幅が広がった気がするし、スタートアップの創業者以外のメンバーに対しても弊社として提供できることがありそうだと感じました。

 

 

アウトプットする機会の大切さを実感

宇都宮:それぞれ異なる期待値を持って参加してくれましたが、実際に参加して何か変化はありましたか?

鈴木:事業をピボットしたことに伴って考え方にも大きな変化がありましたね。最初は教科書の価格が高いという自分が感じた課題から、すぐにアイデアを形にしたいと思っていました。でもCOM-PJでは、自分が感じた課題に取り組む場合も、自分の課題を一旦仮説として置いて、どれくらいのユーザーがどれくらい深くその課題に共感してくれるかを検証する必要があるということを学びました。

僕たちはコロナ禍も重なり、ずっとメンバーの2人だけでサービスを考えてきていたんです。だから、ユーザーにヒアリングするどころか周りに意見を求めることもほとんどありませんでした。COM-PJに参加して初めて、とにかく人に聞く、他の人のアイデアに耳を傾けてみるといったことの重要性を痛感し、事業作りに対する考え方自体が大きく変わったなと感じます。

宇都宮:ピボットするときは本当にたくさんヒアリングしてたくさん悩んでいたよね。プログラムのどんなコンテンツでその変化に至ることができたと思いますか?

鈴木:運営メンバーと1対1でメンタリングする「1on1」と定期的な報告会が大きかったかなと思います。COM-PJに参加する前は外部にアウトプットする機会がほぼなかったので身内で共有するだけだったんですが、身内だとほぼ感覚で伝わるようなことも多いんですよね。だから、考えたことや行動したことを言語化して他の人に伝えるというのをあんなにがっつりとやったのはCOM-PJが初めてでした。そのおかげで自分の思考もクリアになったと感じます。

夕葉:自分の事業への解像度を上げるためには、事業をグリップしている代表がいないところで社外の人に事業戦略を話す機会が必要なんじゃないかなと思ったんです。それで、鈴木くんと同様に、1on1と進捗報告会で週2回社外の人に事業戦略を話してフィードバックをもらって改善するというサイクルが持てたのはすごく良かったなと思っています。

社内の人に伝えるのに比べて社外の人に話すときは、「ここは突っ込まれるかも」とか「ここは質問されるかもしれないからもっと考えておこうかな」とか準備する必要があって、より細かく思考することができるようになったと感じます。実際にブイクック代表の柊くんにも、アウトプットの質が上がったと言ってもらいました。

あと、COM-PJでは他の参加者の方も同じくらいのステージで事業を進めているので、同じくらいの目線から鋭いフィードバックをもらえるというのも大事だったなと思います。

また、私はブイクックモールを作る過程で仮説を立てて課題を見つけて事業を立ち上げるという経験を1度したことがありました。でもそのときは代表の柊くんに引っ張ってもらっていて、とりあえずわけも分からず言われたことをやるという感じだったんですよね。でも、COM-PJに参加して事業作りのプロセスをもう1回丁寧に進めることができたので、「あのときやっていたあれはこういうことだったんだ」とか、「あのときのステップはこういう理由で必要だったんだ」といった気づきがたくさんありました。仮説検証の大切さを再認識できたし、その精度も上がったなと実感しています。

宇都宮:夕葉さんも言ってくれたけど、コミュニティとして一緒に学んでいくというのはすごく重要だなと思っていて。COM-PJでは「giverであれ」ということを掲げていますが、お二人は特に他の参加者にフィードバックしたりサポートしたりするgiveの姿勢がとても強かったなと思いました。

夕葉:たしかに、自分がアウトプットしてフィードバックもらうだけじゃなくて、他の人の話を聞いて何か突っ込めるところあるかなと考えること自体が自分の学びにもつながると思いました。同じくらいの状況の人で集まってお互いに意見を言い合える場ってなかなかないじゃないですか。だからせっかくなら他の人にもたくさんコメントして学びを最大化できたらと思って、毎回の進捗報告会では絶対にコメントするようにしていました。

鈴木:僕も同じで、フィードバックをするとそのコメントに対してもフィードバックもらえるという感じだったので、すごく学びにつながったなと思っています。

宇都宮:素晴らしい。ありがとうございます。プログラムの良かった点について話してくれましたが、こういうサポートやコンテンツがほしかったという点はありますか?

夕葉:もっと厳しく突っ込んでもらいたいと思うときはありました。事業のアイデアを一緒に発散してくれたり、具体的なヘルプを求めたときのサポート力がすごく高かったりしたのは、とても心強かったです。一方で、その事業案が本当に適切なのか、もっと考えられることはないのか、こうした方がより良くなるのではないかなどのアドバイスはもっとほしかったなと思いました。「参加者の特性や本人の意思を尊重する、でもヘルプを求められたときは全力でサポートする」というスタンスなのかなとは思いつつ、そこは少し物足りなかったかもしれません。

宇都宮:私たちとしては、参加者の意思を尊重した上で寄り添うということを目指していて、そのスタンスが良くも悪くも反映された結果なのかなと思いました。心理的安全性や寄り添いを重視するスタンスと、的確なフィードバックをする、成長を促進するといった姿勢のバランスを、今後模索していきたいと思っています。

鈴木:今の夕葉さんのお話を聞いて、僕は最初は分からないことだらけだったので、質問したくても何を質問したらいいか分からないという状態でした。そこから、ヒアリング、ピボットなどの言葉を理解したり、次は何をしないといけないのかという事業作りのプロセスを知ったりしたことで初めて、具体的なヘルプを求められるようになった気がします。だから、運営のみなさんからの積極的なアドバイスやサポートがある方が進めやすいという人もいるんじゃないかなと感じました。

宇都宮:たしかに。事業化のプロセスにおいてどんな選択肢があるかが分かっていることで、目の前の困りごとに向き合うだけじゃなくて、より先を見据えた壁打ちができるようになるのかもしれないですね。そこの一連の流れを学ぶためにも、まずは「やり切る」というのが重要なのかもしれないですね。

 

 

BEYONDでの最終ピッチ

宇都宮:COM-PJの最後には「BEYOND2022」というtalikiが運営するイベントでのピッチがありましたね。オンラインとオフライン合わせて200人以上の参加者の前でプレゼンをしてみてどうでしたか?

鈴木:BEYONDの後の反響がすごくてびっくりしています。大学でクラスの人がシュッドリストのことを知っていたり、イベントに参加したときに声をかけていただいたりすることが急激に増えました。その中で色々とアドバイスや意見をもらえることもあって、BEYONDがつながりを広げるきっかけになったと感じています。

加えて、あれだけ多くの方に発表する機会はこれまでなかったので、どうやったら伝わりやすいかを考えるのにベストな機会だったなと思います。ピッチイベントの中ではかなり大きな規模感だと思うので、その後他のピッチに出るにあたってもBEYONDがすごく良い練習の場になったと感じています。

宇都宮:いろんな人が知ってくれているのはすごい!コラボなどが生まれたらぜひ教えてください。夕葉さんも大人数の前でピッチするのはBEYONDが初めてですよね?

夕葉:人前でブイクックの事業について発表するのは初めてで、スタートアップっぽいことができて嬉しかったなって思いました(笑)。なかなか代表じゃないと大人数の前でピッチをする機会ってないので、経験できて良かったです。

あと、あの場でピッチをするだけではなく、質疑応答もできたのが良かったなと思っていて。初めて出会った審査員の方々から厳しい質問が飛んできてなんとかそれに答えるという経験はとても勉強になりました。資金調達のために投資家に話すときと状況としては似ているのかもと思ったので、今度資金調達は一緒に回ってみたいなと思うようになりました。

宇都宮:たしかに、人前でフィードバックをもらってその場で返答するっていう経験ができるのはなかなか貴重ですよね。

 

これからも出会った仲間と一緒に前進

宇都宮:プログラムが終わって数ヶ月経ちますが、参加者同士でのその後の関わりはどうですか?

鈴木:僕は今でも他のメンバーと頻繁に連絡をとっています。イベントなどで会うことも多くて、その中でお互いがお互いの知り合いを紹介しあうこともよくあります。お互いの事業や人柄についてよく知っているからこそ、これからもどんどん新しいつながりを共有していけたら嬉しいです。

夕葉:COM-PJのメンバーは、相談したいことがあるときに気軽に連絡できる関係だなと思います。3ヶ月一緒に過ごして、何か困ったことがあるときにお互い助け合えるような信頼関係を築くことができました。

ブイクックは今年の4〜5月に、エシカル商品の紹介や販売を行なう「エシカルな暮らし」とコラボして全国でポップアップを開催しました。これも実は過去のCOM-PJで知り合ったことがきっかけで生まれたんです。第2期のCOM-PJ参加者だったエシカルな暮らし代表の山内くんと、メンターとして参加していたブイクック代表の柊くんがつながったことで生まれました。お互いラフに相談しあえる関係だったからこそ生まれたコラボだったと思うので、今回のCOM-PJをきっかけに今後また素敵なコラボが生まれたらいいなと思っています。

宇都宮:COM-PJから素敵なコラボがどんどん増えたらいいなと思います。これから事業を大きくしていくフェーズだと思いますが、今後はどのような展望を考えていますか?

鈴木:短期的には、高校3年生から、大学1〜2年生の方を対象に、その人のプロフィールややりたいことを踏まえてパーソナライズした選択肢を提案できるようになりたいです。さらに、その選択肢を踏まえてユーザーがより深く情報収集できるようなファーストステップとしてのサービス設計をしていきたいと思っています。これまでは学生にたくさんヒアリングをしてきましたが、現在は、高校や大学の関係者の方、学生に対して情報を提供する側の方に、どのようなルートで学生に情報提供しているのか、どのような課題があるのかなどヒアリングを進めています。来年の春の新学期までには正式版をリリースする予定です。

今の時代はなんでも検索ができて便利な一方で、情報が溢れすぎていて必要な情報に辿り着くのがとても難しくなっています。長期的にはサービスを通して、学生の何かを学びたいとか体験したいという動機をつぶさないように、最適な情報にたどり着ける情報の入手ルートを築きたいと思っています。

夕葉:ブイクックスーパーは9月末にリリースしたばかりですが、しっかりと継続していけばPMFできるんじゃないかという細い糸を掴みつつあります。直近では、PMFを達成し利益を出せるようにやるべきことに向き合っていきたいと思っています。

私たちはヴィーガン生活におけるあらゆる課題を解決したいと思っていて、まずブイクックスーパーでPMFを達成できたら、その後はコスメやファッションにも拡大したいです。さらにはトラベルや外食など、ヴィーガン生活のあらゆる場面を支えるプロダクトを増やしていきたいと考えています。

また、プロダクトはリリースして終わりではないということも実感しています。しっかりと継続して利益を出していくためには、例えばブイクックスーパーのための冷凍庫を買うとか倉庫を作るとかもそうですし、メンバーを採用して組織を作っていくということも必要です。プロダクトをリリースするまではとにかく課題と解決策に向き合うことが重要でしたが、その先にグロースさせていくことを見据えると、また別の観点で考えないといけないことがすごく多いということを学びました。これからはより広く会社のことを考えて動けるように頑張りたいです。

宇都宮:お二人のこれからがとても楽しみです!最後に、今後COM-PJに参加したいと考えている方にメッセージをお願いします。

鈴木:僕みたいにアイデアがブワーっと広がってどんどん突き進んじゃう人には特におすすめしたいですね(笑)。COM-PJは人数が多過ぎず少な過ぎず、規模が丁度良くて。いろんな人から丁寧なフィードバックをもらえるので、うまく方向修正しながら進められると思います。

とにかく何かやりたいことはあるけど、誰かに聞いてもらう機会はない。自分が進んでいる方向が正しいのか分からないけどとにかく進んじゃっているみたいな人にはぜひCOM-PJに挑戦してほしいです。

夕葉:COM-PJで1番良かったのは、他の参加者と出会えたことだと思っています。課題は違ってもみんな何かしらの社会課題に本気で向き合ってどうにか前進しようとしている人たちで。こうやって頑張っている人たちがいるなら日本の未来も少しは明るいかもしれないと希望を持てたし、みんなのことを応援したくなったし、自分も頑張らなきゃって励まされました。

だから、向き合いたい社会課題や世の中に対する違和感があって、でも周りに同じ熱量の人がいなかったり否定的な意見を言われたりという人も多いと思うんです。COM-PJはそういう人たちにとって救いになるような場だと思うので、参加したら何かしら前進できるはずです。

宇都宮:お二人とも素敵なお話をありがとうございました。これからのご活躍を応援しています!

 

ブイクックスーパー https://vcooksuper.jp/
株式会社ブイクック https://vcook.co.jp/

 

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    writer

    堂前ひいな

    心理学を勉強する大学院生。好きなものは音楽とタイ料理と犬。実は創業時からtalikiにいる。

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