やらない善よりやる偽善。政治家志望が考える発展とは。
ネパールと言ったら何を思い浮かべますか?正直、「どこにあんの?」という人も少なくないはず。
ネパールとはインドの北東に位置する国で、あの世界最高峰エベレストがあり、大震災が起きたことも記憶に新しいですね。
参考:http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/nepal/data.html 「ネパール基礎データ」(外務省)
さて、そんな国で1年間住み、その経験から様々な活動してきた上智大学の関 愛生(せき よしき)くんにお話を聞いてきました。
―まずは自己紹介をお願いいたします。
関 愛生です。大学三年生です。結構いろんな事をやっているんですが、僕の原点からいうと高校一年生の時に一年間ネパールに住んでいました。
その頃から色々興味を持つようになって、ネパールでスタディーツアーのコーディネーターとして活動したり、高校二年生の時にバングラディシュで学校を綺麗にするというプロジェクトを始めたりとか。
今でも日本の学生をネパールに連れて行って、二週間現地の大学生と交流するというスタディーツアーを年に二回やっています。
また、小中学校や高校などで「世界で今何が起こっているのか」という授業を行ったり、被選挙権年齢を下げる活動や、政策提言などをしています。
―本当に色々やってますね。ひとつひとつお聞きしたいんですが、ネパールに一年間住んでいたのはどうして?
その頃、親の仕事の関係でタイに住んでいたんです。
中学校の三年生の夏休みに、ネパール旅行をしたんですよ。
もともと途上国に興味があったんですが、その時の経験がとても良くて、もっとこの国のこと知りたいなと思って、父に「一年間住みたい」と言ったんです。
そしたら「いいよ」と言ってもらえて、ネパールの家庭にホームステイすることになりました。
15歳で出会った、ネパールの温かさ
―なるほど。その中三の夏休みの旅ではどんなことに出会ったんですか?
現地で二週間学校に通っていたんです。そこで友達が出来たんですよね。
普通の観光ではない出会いだったので、その場所に対して愛着も湧きますし、「自分を受け入れてくれるんだな」というのを感じてとても嬉しかったです。
―好きな人が住んでいるところはいつでも行きたくなりますよね。一年間住んでみて、何か新しいことを経験しましたか?
最初は都市部に住んでたんですけど、もっとネパールのこと知りたいと思って、農村部に住み始めたんです。
実はネパールって、人口の八割ほどが山岳地帯に住んでるんですよ。
そこで、電気も水もない村に行って、住んでみました。
電気は通っても電子機器がないから使わないし(笑)、水道もないから往復で一時間かけて水を汲みに行くんです。テレビでも見ないような極貧の村でした。
ところが、意外と普通に生活できたんですよね。
そこで「人間、水さえあれば生きていけるんだな…」って気付きました。(笑)
一方で、村の人たちの心は本当に豊かで。
僕の為の部屋まで用意してくれて、僕が行ったらその場所がいつでも使えるんです。
村が小さいからみんなが家族のような、親戚のような雰囲気なんですけど、僕をその”家族”の輪の中に入れてくれて、それがとても嬉しかったですね。
そこで「この世の中にこんなに心がきれいな人がいるのか」と感動して、もっともっとネパールのことを好きになりました。
―ちなみにコミュニケーションはどうしていたんですか?
ネパール語です。ホームステイしてた時は、誰も英語喋れないのでネパール語を喋るしかなかったんです。
【ということで、突然ですがヨシキくんのネパール語講座をご覧ください】
https://youtu.be/GsrNU5LKAoI
→言葉がわかると、見えてくるようになる問題点
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