社会課題のリアルを学ぶ協創プログラム『ESSENCE』、第2期を開催しました!

2022年3月から6月にかけて、社会課題を実践的に学びたい方や、企業内で社会課題に向けてアクションしたい方を対象にした実践型プログラム『ESSENCE』を開催しました!

ESSENCEは、社会課題解決に携わる起業家へ寄り添ってきたtalikiによる、社会課題やその解決アクションを学ぶためのプログラムです。運営・参加者・ゲストが知識や経験を交換し合うコミュニティ、豪華ゲストによる最前線の知識の提供、ZINE制作を通じた他者の巻き込み方のレクチャー等、これまでの起業家伴走のノウハウを生かして運営されています。

3か月に渡るプログラムの模様を皆さんにお届けします!

プログラムに集まった、様々なバックグラウンドの皆様

第2期のESSENCEには、大手企業に勤める方や士業として働く方、自らの事業を起こした方や大学生の方など、幅広い分野で活躍する皆さんにお集まりいただきました。

参加者の皆さんが抱える課題もそれぞれで、「どのような社会課題があるか、どうアプローチできるかを知りたい」「自分がどの社会課題に注力したいかを考えたい」「所属する企業においてどう動けば社会課題解決にアプローチできるかを学びたい」、そんな様々な思いが皆さんの中に見受けられました。

顔合わせを終えた後、週に1度のペースでプログラムがスタート。社会課題の解決方法を実践的に考えるグループワークや、それぞれの課題に応じたディスカッションと振り返り、またゲストのトークセッションなど、各回、答えのない問いに悩みながらも、気づきや学びある時間を過ごしていただきました。またtalikiのスタッフが、講義やディスカッションのファシリテーションを通じて伴走し、参加者の皆さんが抱える課題の解決を徹底的にサポートしました。

プログラム中はslackを活用してコミュニケーションを行いました。また雑談チャンネルも活発に稼働し、社会課題解決のムーブメントやイベントのナレッジシェア、プログラム中の話題から派生した議論も行われました。

 

豪華ゲストによるトークセッション

ESSENCEのプログラムでは、社会課題解決のために活躍する皆さんをお招きしてトークセッションを実施しました。各回で参加者を巻き込んだ議論が行われ、課題の最前線で活動されるゲストの皆さんだからこその経験や知識をシェアしていただきました。

  • 「社会的バイアスと向き合う社会起業家の想いと関わり方を知る」松田 崇弥 様(株式会社ヘラルボニー・代表)&市川 加奈 様(Relight株式会社・代表)
  • 「『見えない資産』を価値にする、大企業や地域の巻き込み方とは」柳澤 大輔 様(株式会社カヤック・代表)&鎌田 恭幸 様(鎌倉投信株式会社・代表)
  • 「企業を動かすゲリラ戦略」桂 大介( 様株式会社リブセンス・共同創業者)&石田 健 様(The HEADLINE編集長)
  • 「壁を突破する方法〜組織が持つリソース活用と課題解決の役割分担〜」田中 佑典 様(総務省、一般社団法人Public Meets Innovation理事)

 

参加者の皆様からも好評で、様々な感想をいただきました。

「元々ヘラルボニーさんのファンだったので、実際に松田さんのお話を聞く機会が新鮮でとても楽しかったです。やっぱり松田さん自身も異彩を放ってるなあと感じました」

「鎌田さんの『私も走りながら考えた』『学生はまだ社会人ではないから、理念の大切さは理解できなくても良い』という言葉が自分の頭に残っています」

 

 

 

課題の最前線を学べるフィールドワーク

今回のESSENCEではフィールドワークとして一般社団法人暮らしランプさんを訪問しました。『障がいがある』がなくなる瞬間を届けるワークショップとして、暮らしランプの事業所で働くスタッフの方からコーヒーの淹れ方や豆の選別についてレクチャーを受けました。

私たちに作業を教えてくださったスタッフの方には何らかの障がいがあると、事前に伺っていました。しかし、いざ隣に立って一緒に仕事を行うと、そのような意識はすぐになくなっていきました。教えてもらう私たちの方が初めは当然何もできません。スタッフの皆さんの作業を見て、それを私たちが習得していく。その過程に障がいの有無は関係なく、そこにはただ師弟の間柄だけがありました。

その後、暮らしランプを運営する森口さん・小林さんから伺ったお話では『調整』という言葉がキーワードに上がりました。障がいがある方でも、周囲との調整を行うことで上手く活動できる時間や場を増やすことができる。周囲と調整するという姿勢は、障がいのない人も自然に行っていて、その意味合いでは障がいという壁がなくなる。調整を上手く理解することで、多様性をもっと柔軟に捉えられる。そんな姿勢は他の社会課題の解決にも繋がっていく。ESSENCE参加者や運営が、社会課題の見方をまた一つ更新する時間になりました。

 

対話と共創で学び伝えるアウトプット

ESSENCEのプログラムではグループワークやディスカッションを通じて、社会課題解決のための行動や枠組みの理解を深めました。その締めくくりでは、2グループに分かれた参加者がそれぞれテーマを設定し、読み手を通じて社会課題解決に繋がるZINEを作成しました。

『あなたができるちいさないっぽ』

『ワークエンゲージメント(主体的に仕事に取り組んでいる心理状態)』が低い日本社会の現状を踏まえ、仕事が楽しくなるアイデアを紹介。明日からでも取り組めるような簡単な施策を集めることで、課題へ取り組むハードルが下がるよう設計されています。また後半では社会課題へのアプローチのアイデアを紹介し、社会課題やその解決を身近なものにしています。読者の手を優しく引いてくれるような一冊になりました。

『The Good Zine』

自分にとっての『良い』とは何か。そんな身近ながら根本的な問いを社会人や漁師、また大学生や里親の家族に尋ね、様々な価値観やあり方を本の中に詰め込みました。それぞれの差異、あるいは私たちが持つ普遍的な思いが浮き彫りになっています。また、人々の『良い』生活を実現する、スマートシティやゼブラ企業など新たな存在についても特集されています。自分にとっての『良い』を問い直すこと間違いなしの一冊です。

 

3か月を終えて…

ESSENCEを終えた参加者の皆様に自らの変化を振り返っていただくと、それぞれ様々な気付きを得ていました。

※参加者アンケートにより一部抜粋・編集しております。

「自分の思いについて深めることが出来ただけでなく、実際に社会に成果物をぶつけることができたことで、行動することの重要性を知り、社会に対し課題提起することが出来ました」

「3ヶ月を振り返って、里親の問題に取り組もうか・取り組まないかという躊躇していた気持ちが、『やってやる』という気持ちに変化しました

「特に障害福祉の領域での講演やディスカッションを通して、障がい者の方の抱える課題などが自身の中で明確になりました

「自分が考えていた『社会課題の距離』が『近く』感じられた。『社会課題』が『思った以上にたくさんあること』に気づきました」

また、ESSENCEのプログラムについても様々な感想を頂きました。

「アットフォームな空間で、とても楽しく参加することができました!自分の取り組みたいことや課題点なども親身に聞いてくださり、自分の中でうまく言語化できていなかったことも徐々に整理されていったように思います!」

「いつも興味深いプログラムと心理的安全性を確保いただいた空間、温かい対応でとても楽しく参加させていただけました」

「的確な指示や促しなど、温かいフォローをしていただけて心強かったです。参加者を大切に思ってくださっていることが終始伝わってきて、安心して参加できる雰囲気づくりをされているということを常々感じられたので、参加者側も自然と、お互いに信頼できる雰囲気になったんだなと思います」

3か月間のESSENCEを経て、参加者の皆さんの様々な方面でのご活躍を祈りながら、これからもtalikiと一緒に新しいことにチャレンジしていけたら嬉しいです。

参加者の皆さん、3か月間本当にお疲れさまでした!

またtalikiでは次回のESSENCEも企画中です。続報をお待ちください!