【前編】BEYOND2025「再分配のはじまり」を開催しました!
2025年10月3日(金)・10月4日(土)に国内最大級のソーシャルカンファレンス「BEYOND2025」を京都リサーチパークにて開催しました。今年のテーマは「再分配のはじまり」。セクターや世代を越えた社会課題解決に挑む人々が共に考え、共に未来を育てていくイベントです。
イベント当日は社会課題に取り組む起業家・NPO・支援機関・大手企業・行政などの様々なプレイヤーが出会える、愛のあふれる空間となりました。
2日間で延べ1000名を超える方々にご参加いただき、大盛況のうちに幕を閉じました。


前編ではBEYOND2025のテーマやDay1のステージコンテンツをお伝えします。後編では、Day2のステージコンテンツやブースなど2日間を通して行われていたコンテンツ、そして来年開催のBEYOND2026についてご紹介します。
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もくじ
BEYONDとは?
『BEYOND』は、社会課題解決に取り組むプレイヤーを支援する株式会社talikiが開催してきた、国内最大級のソーシャルカンファレンスです。社会起業家・非営利団体・投資家・民間企業・行政・学生などの各セクターを超えて、次の未来についてともに考える本イベントは、2018年から過去8回開催し、延べ2700名以上の方に参加していただきました。
9回目となる今回は更なるインパクトの拡大に向け、京都リサーチパーク株式会社・京都市とBEYOND実行委員会を設立し、新体制での開催となりました。

<ソーシャルカンファレンス「BEYOND」の開催目的>
1.社会課題解決の市場規模拡大を加速させるための場を提供する
2.ビジネスになりづらい社会課題への取組みに対して、資本の再分配を加速させるための場を提供する
3.インパクトスタートアップ支援の気運を醸成する
今年のテーマは「再分配のはじまり」
成長が叫ばれ、支援や投資が増えても、リソースは本当に届くべき場所に届いていません。その結果、多くの社会課題はいまだに深刻化し続けています。
あらゆるリソースを真に必要な場所へと再配置し、その合理性を考え抜き、語り合うことで、未来は動き出す。
起業家、投資家、企業、行政、NPO、市民、それぞれの立場や強みを持ち寄り、分断された社会を再びつなぐことで、新たな価値の共創を目指しました。

コンテンツのご紹介
計7つのトークセッションや2つのワークショップのほか、異なるセクターによる4つのピッチ、社会起業家・非営利団体によるブース展示、投資家への事業壁打ち「VCスクランブル」など、さまざまなコンテンツを実施しました。
DAY1

トークセッション『「成長か分配か」を超え、新しい再分配を考える』

社会課題解決の現場をリードする松井市長、富裕層の社会貢献を支援するフィランソロピーアドバイザー 小柴 優子氏、インパクトを重視する投資家 中村 多伽、そして第一線の社会起業家 岡 勇樹氏がそれぞれの立場から、大企業による社会課題解決についてなど、「インパクト・エコノミー」という価値創造の形を議論しました。
2日間のコンテンツで共に考えたいキーワードが話し合われた、BEYOND2025のはじまりにふさわしいトークセッションとなりました。
〈登壇者〉※写真左から
株式会社taliki 代表取締役CEO / talikiファンド代表パートナー 中村 多伽
京都市 市長 松井 孝治氏
フィランソロピーアドバイザーズ株式会社 代表取締役 Co-CEO 小柴 優子氏
株式会社デジリハ 代表取締役 岡 勇樹氏

NPO PITCH
今年からの新コンテンツ、NPOピッチでは計6つのNPO・一般社団法人がピッチを行いました。観客のみなさんはピッチを聞いて共感した団体に応援チケット*を渡すなど、NPO・一般社団法人ブースでの交流も促進するようなピッチとなりました。
〈登壇者〉※登壇順
認定NPO法人第3の家族 奥村 春香氏
一般社団法人Welcome Japan 金 辰泰氏
認定NPO法人Silent Voice 井戸上 勝一氏
認定NPO法人ノーベル 長谷 亜希氏
認定特定非営利活動法人 京都自死・自殺相談センター 望月 真世氏

*〈応援チケットとは?〉
今回のテーマである「再分配」をBEYONDの場全体で体現する初の取り組み。「応援チケット」を1人1枚(500円分)参加者にお渡しし、共感したNPO・一般社団法人のブース出展者に応援の声と共にチケットを届けてもらい、集まった枚数分の金額を実行委員会より各団体の皆さんに「賞金」としてお渡ししました。
※応援チケットの詳細はこちら(後編)
社会起業家 SCALE PITCH
社会課題解決と事業拡大の両輪を直向きに追う社会起業家(プレシリーズA前後)によるピッチ。スポンサー賞 授与企業様からは「社会課題を解決したいという思いが強く伝わってきました」「良く知られている社会課題から、あまり知られていない社会課題まで知ることができた」という総評をいただきました。
〈登壇者〉※登壇順
株式会社よびもり 代表取締役 千葉 佳佑氏
株式会社デジリハ代表取締役 岡 勇樹氏
株式会社AiCAN 代表取締役CEO 髙岡 昂太氏
株式会社Dots for CEO & CIO / Founder Carlos Oba氏
株式会社Circloop 代表取締役 中村 周太氏
株式会社SlowFast 代表取締役 谷口 昌優氏
株式会社kukulcan CEO ホンリナ氏
株式会社東京バル 筒井 玲子氏

〈スポンサー賞 受賞者〉※賞名50音順
海士町賞(海士町):株式会社よびもり 代表取締役 千葉 佳佑氏
京都市長賞(京都市):株式会社SlowFast 代表取締役 谷口 昌優氏
西部ガスグループ賞(西部ガスホールディングス株式会社):株式会社SlowFast 代表取締役 谷口 昌優氏

The Breakthrough Company GO賞(The Breakthrough Company GO):株式会社kukulcan CEO ホン リナ氏
JAPAN IMPACT ECONOMY EXPO賞(日本経済新聞社):株式会社Circloop 代表取締役 中村 周太氏
スタクラ賞(株式会社スタートアップクラス):株式会社デジリハ 代表取締役 岡 勇樹氏
東京建物YNK賞(東京建物株式会社):株式会社東京バル CEO 筒井 玲子氏
TRIP賞(TIS株式会社):株式会社SlowFast 代表取締役 谷口 昌優氏

トークセッション「最大の力にして難関である” 民衆” を動かす仕掛けとは」
数万ユーザーを抱える社会課題解決型スタートアップの起業家であるコミンズ リオ氏、社会起業家の川越 一磨氏、山内 萌斗氏と、人の心を動かす広告コピーライター有田 絢音氏が登壇。
ムーブメントを生み出すための具体的な戦略、ストーリーテリングの技術、社会課題を他人事ではなく「自分ごと」にさせ、行動変容を促すための手法などについて登壇者たちの経験談から議論しました。
「伝えたいことより、相手がどういう伝え方なら聞いてくれるかを意識すべき」や「大規模な事業でなくても、『小さくても深く刺す』ことで、100人が100万円出してでも解決したいと思う重要な課題に取り組む価値がある」などの意見が印象的でした。
〈登壇者〉※写真左から
株式会社SEAMES 代表取締役 コミンズ リオ氏
株式会社コークッキング 代表取締役CEO 川越 一磨氏
株式会社Gab 代表取締役CEO 山内 萌斗氏
The Breakthrough Company GO コピーライター 有田 絢音氏

トークセッション「大企業は社会課題解決に合理性を見出せるのか」
大企業は社会課題解決にどう挑むのかについて、実際に挑戦する担当者と起業家を招き、そのリアルな経験から大企業が直面するジレンマや成功のための戦略などを議論しました。
現場での実践知から語られた具体的なアクションや思考のプロセスは、多くの気づきと学びがありました。
〈登壇者〉※写真左から
一般社団法人Arc & Beyond 代表理事 石川 洋人氏
西部ガスホールディングス株式会社 事業開発部 / 企画グループ 新規事業開発担当 小川 周太郎氏
株式会社iiba 代表取締役CEO 逢澤 奈菜氏
株式会社 日立社会情報サービス 営業統括本部 第1ユニット営業本部 営業第1部 担当部長 伊藤 亮氏

トークセッション「テクノロジーによって可能になった再分配」
テクノロジーをハックして不可能を可能にしてきた革新的なプレイヤーたちが登壇しました。
「解決困難な社会課題もテクノロジーが常識を覆す可能性を秘めている」という前提のもと、テクノロジーを活用して支援が届かなかった人々に手を差し伸べる最前線の取り組みが語られました。また、テクノロジーが切り開く新しい分配の未来像が提示された一方、モデレーターの石田健氏は、テクノロジーが格差を助長している現状にも言及しつつ、議論を深めました。
〈登壇者〉※写真左から
The HEADLINE 編集長 石田 健氏
株式会社AiCAN 代表取締役CEO 髙岡 昂太氏
Ms.Engineer株式会社 代表取締役CEO やまざき ひとみ氏
海士町 関係人口経営特命官 青山 達哉氏

REVERSE PITCH
通常のピッチとは逆に、企業や行政が起業家に向けてプレゼンするリバースピッチ。多様なプログラムや、支援事例などが紹介され、事業アイデアや社会起業家との協業の可能性を感じることのできるコンテンツとなりました。
〈登壇者〉※登壇順
兵庫県 兵庫県新産業課 新産業創造班長 高橋 桐子氏
TIS株式会社 ビジネスイノベーション事業部 ストラテジー&イノベーションコンサルティング部ディレクター 水船 慎介氏
株式会社 日立社会情報サービス 戦略推進本部 ビジネスイノベーション部 向山 亜利氏
西部ガスホールディングス株式会社 事業開発部企画グループ 越智 慶奈氏
京都リサーチパーク株式会社 イノベーションデザイン部 井上 雅登氏

全体ワークショップ「資本主義の次を展望する新しい分配モデルの探索」
1日のセッションでのインプットを元に、砥川氏によるコミュニケーションからの社会課題へのアプローチ事例や経営課題の解決事例紹介、企業と社会起業家が手を組む際の考え方など、「自分ならどんな分配を社会に実装できるか?」を考えるワークショップを行いました。
参加者は自分の中で考えを整理した後、周囲の人と意見交換することで考えを深めていました。
〈登壇者〉
The Breakthrough Company GO クリエイティブディレクター 砥川 直大氏


前編ではBEYOND2025のテーマやDay1のステージコンテンツをお伝えしました。後編では、Day2のステージコンテンツやブース・VC壁打ちなどの様子、来年開催のBEYOND2026についてご紹介します。
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【BEYOND2025】
主催:BEYOND実行委員会(株式会社taliki / 京都リサーチパーク株式会社 / 京都市)
公式ウェブサイト:https://beyondtaliki.info/
公式SNS:https://x.com/beyondkyoto
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