神戸の若者起業家の出発点。『MAST-PJ』中間発表会を開催しました!
現在神戸市とW.inc、当メディアを運営するtalikiで共同運営している「KOBEワカモノ起業コミュニティ」内で実施している起業家支援プログラム「MAST-PJ」。2022年12月から開催し、4ヶ月間で事業アイデアをプロトタイプまで実践するというゴールを掲げ、毎週進捗報告会を実施しています。
今回は、1月15日(日)に120WORKPLACE KOBEにて開催した中間発表会や参加者の皆さんの事業アイデアをご紹介いたします!
MAST-PJとは?
これから事業を立ち上げたい、挑戦したい高校生、大学生、若手社会人を対象とした、4ヶ月の支援プログラム。仲間たちとの毎週の進捗報告会の他、経営者やVCなどの豪華メンターからのフィードバック、講演会などが毎月開催されます。
※2022年度の募集は終了いたしました。2023年度の募集締切は8月1日(火)までとなります。
本当に課題はあるのか?解決したい課題を事業にするために
MAST-PJが始まって約1ヶ月半。本プログラム参加前から考えていた事業アイデアを元に実際にユーザーヒアリングや他社リサーチを行い、課題を抱えている当事者は誰か、実際にまだ解決されていない課題はあるのかなど、「課題の検証」からアクションを進めてきました。
今回の審査員ゲストは、株式会社いきいきライフ阪急阪神 代表取締役・石原敏孝氏、NPO法人コミュニティリンク 代表理事・中西雅幸氏、株式会社taliki 代表取締役CEO / talikiファンド代表パートナー・中村多伽氏の3名にお越しいただきました。
中間発表では、人生で初めて起業家・経営者の皆さんにフィードバックをもらう方も多く、会場内はやや緊張している様子。
発表は1人4分、フィードバックは6分ほどで、限られた時間の中で自分のアイデアとこれまでの検証結果をプレゼンします。
審査員の皆さんには率直で鋭いフィードバックをいただきながらも、「このようにインセンティブを設計したことでマネタイズしている事例があるよ」「全てのフィードバックが正解とは限らない」など、参加者一人一人に寄り添いながら背中を押すような素敵なコメントをいただきました。
同時に、オンライン上で参加者同士が事例を紹介し合ったり、プレゼンに対するフィードバックが行われるなど、コミュニティ内でも活発にお互いの事業を応援するコミュニケーションが生まれていました。MAST-PJではコミュニティを通じた相互成長を大切にしており、ギブする姿勢を持つ参加者が集まっているため、プログラム終了後も関係性を続けられるような仲間づくりにつながっています。
後半はグループに分かれてゲストの方との交流時間を過ごし、事業や仕事における相談をさせていただきました。
起業に不安はつきものですが、中間発表をきっかけに事業への気合いが高まったり、今後に向けていい刺激となる機会だったのではないでしょうか。
「起業」にチャレンジする仲間たち
ここからは、MAST-PJの参加者の皆さんと事業アイデアを一部ご紹介します!
林楓馬さん
所属:関西学院大学
あなたの理想の社会は?
ーこだわり抜いて生きる人が、負けない社会。
理想の社会を実現するために、今あなたが取り組んでいることは?
ー企業の背景を、「ドキュメンタリー」によって「正しく」「深く」伝え、消費者の購買意思決定意識の中にある「愛着」「共感」「思い入れ」という感情の幅を広げています。
MAST-PJを通じて気付いたことは?
ー難しく考え過ぎず、時にはシンプルに考え、行動することの重要性。いくらでも妄想を膨らませることはできるが、それを実らせるのは全く別のスキル。
MAST-PJでとくに印象に残っていることは?
ーtalikiの方々から事業のことだけでなく、事業や起業への向き合い方についてしっかり指摘してくださったことです。ハッとしたと共に、自分の本心とより向き合うようになったと思います。本当にありがたかったと、振り返って思います。
MAST-PJを通じて達成したいことは?
ー今の想いをまず社会にアウトプットし、まず1人を笑顔にしたいです。
汲田佳央累さん
あなたの理想の社会は?
ーすべての人が自分に合ったキャリアを自信を持って選べる社会
理想の社会を実現するために、今あなたが取り組んでいることは?
ー自分に合ったキャリア選択をサポートできるサービスづくり
MAST-PJを通じて気付いたことは?
ー今はないサービスで誰かを喜ばせられて、かつお金を払ってでも利用したいと思ってもらうことはとても難しい。
MAST-PJでとくに印象に残っていることは?
ー自分より年下の方たちが私より圧倒的に客観的視点を持っていたり私よりも年上の方なのにすごくバイタリティがあったりするので、負けていられない頑張らないとと刺激をもらいます!
MAST-PJを通じて達成したいことは?
ー既存にはないサービスで今、そしてこれから悩みを持つ人の心を豊かにしたい!
寺田健さん
所属:京都外国語大学/学生団体メビグラ
あなたの理想の社会は?
ー純度100%の自分を表現できる世界
理想の社会を実現するために、今あなたが取り組んでいることは?
ー性の多様性(LGBTQ)ボードゲームの作成、事業内容決め
MAST-PJを通じて気付いたことは?
ー全ての事業は、課題解決でできていること。ヒアリングの大切さ。
MAST-PJでとくに印象に残っていることは?
ー運営側からのフィードバック
MAST-PJを通じて達成したいことは?
ー誰の、どんな課題を、どのように解決するのかを明確にする。
真本大生さん
あなたの理想の社会は?
ー1人1人が才能を最大限発揮できている社会
理想の社会を実現するために、今あなたが取り組んでいることは?
ー消費者が生産者になれるサービスの開発
MAST-PJを通じて気付いたことは?
ー進捗を確認しあえる仲間の大切さ
MAST-PJでとくに印象に残っていることは?
ーインタビューの進め方を褒めていただいたこと
MAST-PJを通じて達成したいことは?
ー検討案の事業化(売上を1円以上つくる)
以上、MAST-PJの参加者の紹介でした。皆さんそれぞれの想いを持ちながら、苦戦しながらも実現したい未来へ一歩ずつ進んでいます。
中間発表後は、ヒアリングを通して方向性を転換した方もいれば、これからアイデア検証、プロトタイプ検証に進んでいく方もいます。短い時間だからこそ、すぐに相談できる環境や仲間同士のつながりを最大限に活用していただきたいです。
参加者の皆さんが創っていく未来、そして事業が形になっていくことが運営一同楽しみです!
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