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「伝える」ことは「変える」こと

鎌田 一帆 2017年12月17日
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鎌田一帆。

関西大学文学部英米文化専修3回生。小中高12年間サッカーに没頭し、大学からは英語に心変わり。E.S.S.の活動とフィリピン、オーストラリア、アメリカへの留学を経験し、めでたくバイリンガルに。

かずほです。

よく、日本語で話すときと、英語で話すときの性格が違うと言われるのだけれど、自分でも英語で話してるときは、生き生きしながら話していると思う(笑)

そもそも帰国子女でもない私がどうして英語を少し話せるのかというと、留学したとか、海外ドラマが好きだとか、色々理由があるのだが、私はE.S.S.で活動したこの3年間が、割と大きいのではないかと思っている。

 

E.S.S.ってなに?

私がE.S.S.に入ってるという話をすると、友達はよくぽかんとして、なにそれ?状態になる。

「難しい実験をしてるの?」、「UFOと関係ある?」なんて聞かれたことも(笑)

しかしE.S.Sは、日本語で『英語研究部』という団体を英語にしたEnglishとStudyと Societyの頭文字をとっただけなのだ(大学によってはStudyがSpeakingだったりする)。

関西大学E.S.S.(KUESS)の主な活動は2つでランチ活動とセクション活動がある。

ランチ活動は、毎週平日のランチタイムに、20分から25分間英語で会話をするというもの。一回生から三回生までごちゃ混ぜになって、楽しく話し合うので、私はとてもこの活動が好きだ。

2つ目のセクション活動についてなのだが、関西大学E.S.S.には3つのセクション(スピーチ・ディベート・コミュニケーション)があり1回生の夏休み前にどのセクションに入るのか決めなくてはならない…(これが大変!)

 

というのも、どれもすごく魅力的なのだ!

 

スピーチセクションには尊敬する先輩が一番たくさんいたし、ディベートセクションはメンバーの方がめちゃめちゃコミットする姿勢に惹かれた。TOEICの勉強ができるコミュニケーションも就活に有利なのではなどと考えていた。

 

結局、決定期日の3日前まで、私は決断することができなかった。

 

決定期日の3日前に何があったのか。何が私を動かしたのか。それは先輩が後輩に向けて披露してくれる「スピーチ」だった。

 

当時スピーチセクションの副部長(バイスチーフ)だったかにこさん(ニックネーム。本名ではありません)が、空き教室で1回生3人のためにスピーチを披露してくれた。

当時全然英語がわからなかった私は、かにこさんがくれた、英語のスクリプトに訳がついたものを読みながら聞かなければ話についていけなかったのだが、

 

話の途中で、1つの単語に到達したとき、一気に私はその単語に引き込まれ、共感し、心臓を締め付けられるように、苦しくなった。

 

その単語は、「空の巣症候群(エンプティネスト症候群)」という。私はこのとき初めてこの言葉を聞いたのだが、子供が進学や就職・結婚などで家を離れるなど、巣立った後に残った親が発症する「うつ」のような状態の事を言うらしい。

 

かにこさんの母は空の巣症候群になっていた。

 

かにこさんは、心を込めて、そして論理的に、母が空の巣症候群になった苦しみ、それを与えてしまったかにこさんの苦しみを語った。

 

私は全く同じ経験をしていたわけでは無かったのだが、高校生の時、親を死よりつらい悲しみに追い込んだことを思い出していた。

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鎌田 一帆

鎌田 一帆

関西大学文学部英米文化専修

小中高12年間サッカーに没頭し、大学からは英語に心変わり。E.S.S.の活動とフィリピン、オーストラリア、アメリカへの留学を経験し、めでたくバイリンガルに。

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