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すべてのお父さん・お母さんに休日を

taliki編集部 2017年5月7日
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はじめまして。京都大学総合人間学部4回生の伊藤香奈です。

今日は「まなびの食卓」という活動をしている人として、お話しさせてもらいます。

 

2回生の冬から、「まなびの食卓」という活動の立ち上げ・運営をしています。

「まなびの食卓」がどんな活動かというと、

中京区のおばんざい食堂「ひとつのおさら」のご協力のもと、

京大生が運営する、子どもたちの放課後の居場所づくりプロジェクト

です。具体的には

放課後に小中学生と大学生が飲食店に集い、

大学生が子どもの宿題や興味をもっている勉強を教えてあげて、

みんなで食卓を囲んでおいしい夕飯を食べる

という事業を行っています。

 

イメージ的には「近所のおばちゃんち」。

学校からの帰り道、気軽に寄れて学校であったことを話たり、宿題したり、おやつ食べさせてもらったりしてもらえるところ…

いまの大学生でさえ、どれだけの人が経験してるんやろ、という昔っぽい情景かもしれないけれど、「近所のおばちゃんち」ってそういうイメージありません?

そういう場所を作りたいなあって思っているんです。

 

では、どうして、この事業をしているのか

ここでわたしたちのMission、つまり、何をもって社会の役にたっていくのか、の話になります。

 

すべての”お父さん・お母さん”に休日を

毎日お仕事を頑張っているお母さんお父さん、

お子さんの宿題、ちゃんと見てあげたいのに、

健康を考えて手の込んだ料理を作ってあげたいのに、

時間が取れず手が回らないことに罪悪感をもつ親御さん…。

 

そんなお父さん・お母さんたちが「さぼった」という感覚ではなく、

より「お父さん・お母さん」を頑張れるための「リフレッシュ」としての休日を作る。

こういうことをできる存在になりたいと思っています。

 

そして、この想いのターゲットは保護者の方たちですが、

直接のサービスの受け手である子どもたちには、

「まなび」と「食卓」の楽しさを伝える 

という価値を提供します。

 

意味なんてないって思っている勉強が、日々の生活と結びついていることを知ったら、

勉強を続けることで、積み重ねることで見えてくるものがあることを知ったら、

楽しく勉強ができるようになるんじゃないかな。

なによりその勉強の楽しさを、身をもって知っている大学生が伝えてくれたら、進学塾とかで教えてくれる試験攻略法よりよっぽど価値があると思うんです。

そして、習い事のせいで夜遅くや短い時間に急いで夜ごはんをかき込んだり、

コンビニで買った、栄養偏ったごはんを食べるのではなくて、

みんなでとりわけながら、あったかくておいしい夜ご飯をいただく。

勉強も、食生活も、どっちも大切にできる放課後の時間を、提供しています。

そして、この「まなびの食卓」がおうちと学校に続く、子どもたちにとってのもうひとつの「居場所」となって、いつでも安心して来れる場所、大好きな場所になれたらいいなあって、思っています。

みんなでごはん

 

掲げたものを形にする、試行錯誤の日々

これが、「まなびの食卓」に込められたわたしたちの想いですが、まだ立ち上がって間もない小さな団体で、すこしずつ活動を積み上げている状況です。

何もないところからた新たな活動を始めるためには、地道な作業ばかりのときもあります。

初めはうまくいかないこともたくさんありました。そもそも、この「まなびの食卓」って一言であらわすと何なんだ?という話から始まり、認知度をあげるために近隣の住宅に1軒1軒ビラを撒き、イベントを設置するも、集客が間に合わずイベント開催中止になることも何度かありました…思い返すとびみょーな結果で終わった施策がいくつも出てきます笑

そして、これからもきっと、課題がたくさん待っています。

 

でも、やっぱり楽しい、うれしいこともたくさんあって。

実際にお子さんを「まなびの食卓」に参加させたいと言ってくれている保護者のかたがいたり、「近くに住んでたら(子どもを)行かせてた!」と言ってもらえたり…。異世代の交流という面で、小学生のうちから大学生と関わり、勉強を教えてもらえる機会は、やはり保護者の方たちにとっても魅力のようです。

人間関係という面でも、勉強という面でも、大学生が小中学生と関わることで生まれるポジティブな効果はかなり大きそうです!

実際に小さいころにひとりで放課後を過ごした経験のある人たちは、放課後の時間が「さみしかった」思い出として残っているらしく、「あったら行きたかった」と言ってくれる同世代の人もいます。

こういう実際の声をきくと、やっぱりニーズがあるんだな~、必要なことなんだな~と思えます。

 

そして、自分たちで用意したコンテンツを楽しそうにやってくれる子どもたちは、めちゃめちゃかわいい…!みんなで作ったかるたで遊んだときは、楽しそうに絵を描いているなと思ったら、勝負が始まるとみんな顔が真剣で…子どもってこんなにくるくる表情を変えるんだ!かわいい!ってなりました。

そして、学年がばらばらで集まるので、宿題をする時間には上の学年の子が下の学年の子に教えてあげたり、同い年どうしで教えあっている姿がなんともほほえましいです。

こういううれしいことがたくさんあるから、自分たちが掲げたものと形にできるようにもっと頑張ろうって、元気になれます。

 

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taliki編集部

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社会課題を身近に、楽しく、カジュアルに伝えていくことをモットーにしつつ、真剣に、追い込まれながら記事をアップしています。記事に関する感想、疑問、その他コメントは下のお問い合わせからお送りいただけます。

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