jump-button

taliki

世界を救う、たったひとつのキーワード

辻野 結衣 2017年12月14日
  1. TOP
  2. コラム
  3. 世界を救う、たったひとつのキーワード

辻野結衣

関西大学政策創造学部政策学科二回生。十年間大好きなバドミントンをし、高校二年生のころ通っていた英会話で起業家や社会についての記事を読むにつれて社会問題に興味を持つ。ただいまネガティブ改善中。落ち込んでたら芋けんぴください。芋けんぴくれたらすぐ立ち直るくらい芋けんぴ大好き。

社会問題との出会い

高校生のとき、私は週2回英会話教室に通っていた。

そこでは、学校では学ぶことのできない世界の起業家、文化、歴史について、英語を通して教えてくれた。学ぶことの楽しさに気づき、同時に、環境破壊、児童労働、人種差別など、世界にはあらゆる問題が存在することを知った。

 

いつものように英会話教室へ行った高校3年生のある日、ある問題に出会ったことが私の思考に大きな影響を与えた。

 

”ウォール街を占拠せよ

2011年9月17日からアメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタン区のウォール街で発生した、アメリカの極度の経済格差を発生させた政界やアメリカの経済界に対するデモである。

”We are the 99%” は、この団体に参加した人たちのスローガンである。

アメリカでは累進課税がなく、1970年年代から上位1%の富裕層の資産が増加し続けている。そして99%の人は1%の人に富を搾取され、中間層にも這い上がれないシステムが構築されている。

英会話教室の先生が実際にニューヨークに旅行しに行った時のことを教えてくれた。

その先生曰く、駅ではホームレスがいたるところに寝そべり、路上でも多くの人が物乞いをしていたそうだ。

この問題を知って、最初は「アメリカって世界で一番進んでいる先進国のイメージだったのに、こんなに格差が激しくてホームレスが多いのか」と思った。

でもよく考えてみると、”アメリカがくしゃみをすると日本は風邪を引く”と言われているように、アメリカの経済が傾き、格差が広がっているということはいつか日本も同じような状況になるのではという一つの仮説が出来上がった。

そしてもしそうなったら、”We are the 99%”に入るのは

私の親かもしれない、友達かもしれない、そして自分かもしれない。

 

怖かった。

 

格差だけではない。

私たちはいつ環境問題、人種差別、労働問題に直面するかわからない。

大事な人がそれらの問題に直面したとき私はどうするのだろう。何ができるのだろう。

もしかしたら、知らぬ間に自分自身が社会問題を引き起こす原因となってはいないだろうか。

そう思うとご飯が食べられなかった。

食べてもすぐもどしてしまった。

心の奥がズキズキする。

 

誰かに話すと少しは気が楽になるかなと思って、担任の先生に社会に対して抱いている恐怖をうちあけた。

すると、

「辻野さんは優しいね」と微笑まれ、授業始まるけど受けられる?」ときかれた。

 

あれ?

話がズレている気がする。

 

こんなにも私は苦しくてご飯も食べられないのに、先生は私がどこか遠い宇宙の話をしていると感じているようだった。

テレビからは毎日毎日辛いニュースが流れている。

そんな中で私たちは大事な感覚が麻痺してしまっているように思えた。

隣で誰かが困っていたら助けてあげるのはみんな同じ。

でも、ニュースで報道されている辛い出来事は”隣”ではなくてはるか遠くの宇宙の話。

そんな宇宙の話をしてもみんなピンとこない。

 

遠くの誰かを身近に感じられるように人を変えるなんて、到底できないことと決めつけていた。

 

そんな思いを抱えていたが、数ヶ月後友達のfacebookでこんな一文を見た。

「正しいだけでは人は動かない。かっこいい、すごい、かわいい とかいう感情が人を動かす」

これだ!と思った。これが頭から離れなかった。

人の思考を丸々変えることは難しい。

でも、人の行動を変えることは案外簡単なのではないか。

私がtalikiに入っている理由もそこにある。

Next page→キーワードは”楽しい”

WRITER

辻野 結衣

辻野 結衣

関西大学政策創造学部政策学科

十年間大好きなバドミントンをし、高校二年生のころ通っていた英会話で起業家や社会についての記事を読むにつれて社会問題に興味を持つ。ただいまネガティブ改善中。落ち込んでたら芋けんぴください。芋けんぴくれたらすぐ立ち直るくらい芋けんぴ大好き。

関連記事