- カンボジアで出会った、教育の楽しみ
- 「板書が違う!?」教育現場の現状
- お互いが助け合う連鎖が、好き。
初めまして。原田陽輔です。
今年7月より青年海外協力隊としてスリランカに派遣されます。
本記事では、
- 国際協力の仕事をしようと思った瞬間
- 私がスリランカで取り組む課題
- 私の考える国際協力の魅力
について書いています。
まずは簡単に私の自己紹介をしますね!
岡山県出身。京都の大学に通い、中学・高校の数学の教員免許を取得しました。
在学中に開発途上国と言われるカンボジアに3回行き、そこで国際協力の仕事に興味を持ちました。
現在は青年海外協力隊(H29年度1次隊/数学教育/スリランカ派遣)の語学研修が終わり、もうすぐスリランカに飛び立つというところです。
国際協力の仕事をしようと思った瞬間
私は高校生のときから開発途上国に興味がありました。
高校生のとき、よくクラスの友達に言ってました。
「絶対カンボジアに行く!どんなところか見てみたい!」
そんな私が大学3年生のとき、カンボジアに行った際、いつもお世話になっている日本人団体からバイクをお借りし、中心地から40分くらいのところにある田舎の公立中学校を訪れました。
教育学部出身の僕は、途上国の特に教育に興味があったからです。
バイクでふら〜と門を通り、なんとか理解できる英語の授業を教室の外から見学していました。
一緒に授業受けさせてくれないかなーと外から様子を伺っていると、
それに気づいた英語の先生が私のもとにやってきます。
この人です↓
(右:英語の先生)
先生「やあ、こんなとこで何してるの?」
私「えっと、カンボジアの学校ってどんな授業してるのか興味があって。」
先生「おう、そうか!日本から来たの?」
私「はい!日本から来ました!」
先生「そうかそうか!じゃ、教室の中に入りなよ!」
私「まじすか!」
という感じであっさり教室に入ることができました。
まずは子どもたちに自己紹介。
英語なので、先生がクメール語(カンボジアの言葉)に翻訳してくれました。
そのあと教室の後ろに座らせてもらいました。
英語の授業が終わると、
先生「次、隣の教室で数学の授業あるよ!見る?」
私「え!いいんですか?行きます!」
数学の先生に事情を説明してくださり、数学の授業を見学することができました。
こんな感じか、と授業を聞いて、残り5分くらいになったとき
数学の先生「授業やってみるか?」
(クメール語だったので理解できませんが、たぶんこう言っているはずです。)
私「え!いいんですか?やりますやります!」
そのときの写真がこれです!
1から10までをクメール語でなんと言うかは知っていたので、
私「What?」(指で指しながら)
子どもたち「プラムモオイ!!(6のこと)」
私「Yeah, nice! Next! What?」(指で指しながら)
子どもたち「バアイ!!(3のこと)」
私「Yeah, good!!」
みたいな感じで授業を5分間くらいさせてもらいました。(授業と呼べるほど大したものではありませんが。)
子どもたちの様子はこちら!
めっちゃかわいい。
クメール語が分からないであろう私に対して、指で示してくれるなんとも気の利く子どもたち。
少し脱線しますが、写真をよくご覧ください。
(1)みんな制服持ってるやん!
制服もってないだろうと思っていたので、こんなことでも驚いていました。
(2)ノートたて向きやん!
昔は一つの机に子どもたちがぎゅうぎゅうに座って勉強していたので、スペースをとらないようにノートはたて向きにして書くらしい。(聞いた話なので本当かどうかは分かりません。)
ちなみにたて向きにしながら書きますが、読むときは横向きです。笑
(3)女の子耳にピアスしてる!
カンボジアでは、女の子は小さいころからお守りとして耳にピアスをつけるそうです。
話を戻します。
私の下手くそなクメール語と英語、ジェスチャーに対して、子どもたちはとても熱心に聞こうとしてくれていたように感じました。「なんやこれ、楽しい!」と感じたことを今でも覚えています。
たった5分間の授業ではありましたが、国際協力の仕事をしようと決めたのはこのときでした。
→「スリランカでこれから取り組む課題」