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自己犠牲の社会貢献はもういらない

taliki編集部 2018年6月8日
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「自己犠牲の社会貢献はもういらない」

そう語るtalikiの堂前ひいなさん。

彼女が強く必要性を感じているという「本当の社会貢献」とは?お話を聞いてきました。

堂前ひいなさん

―簡単に経歴を教えてください。

元々国際協力や国連で働くことに憧れがあったんです。

そこで、大学一年の時に元こども兵の自立支援を行っているNPOでインターンを始めたのですが、その中で「現地を見ずには何も語れない」と強く感じ、アフリカを訪れたりしました。

 

アフリカではどんなことを感じましたか

アフリカには、現地で奮闘していらっしゃる素敵な方がたくさんいらっしゃいました。

日本人にもかかわらずアフリカに移住して、現地の人の為に頑張るって、熱量がすごいじゃないですか。なかなか出来ることではない。

一方で、活動資金がないことによってその熱量が制限される場面も見ることになって。

 

例えば、20年間、現地で障がいのある方のために義足を作ってらっしゃる方にお会いしたのですが、「お金はないから、細々とやっていきます」と仰っていて。とても素敵な活動なのですが、インパクトが出せない状況を見て、「フェアじゃないな」と感じたんです。

社会課題の解決において、どうしてもビジネスにしづらい領域というのはありますが、結局活動をするためにはお金は必要ですよね。少なくとも今の資本主義社会ではそうです。

 

そこで、「どういう仕組みだったらお金が彼らに流れるようになるのだろう」と考え、その仕組みをもっと整備しなければならないのでは、と感じるようになりました。

 

なるほど。一方で、その活動をしている人たちに対しての問題意識などはありますか?

一部の非営利団体の方はお金がないのが当たり前だと思っている気がします。

クラウドファンディングなど様々な手法が開発されているにもかかわらず、新しい手段を取り入れずに、従来の寄付の形から抜け出せていないというケースもたまに見ます。もっと自己犠牲にならないような、効率的な方法がないものか、と日々考えています。

アフリカにて。

社会課題の解決はなぜ重要なんですか?

例えば、日本は確実にこれから人口が減っていきますよね。

単純に考えれば税収にも影響が出てきますし、税収が減っていくと補助金や助成金も減っていきます。今までのような行政から非営利団体への単純なお金の流れが減ることになりますよね。

しかし、非営利団体がやっている社会課題への取り組みは、民間企業や行政が必要性を感じているにも関わらず直接やるには様々な障壁があったことだったりします。そうなると、従来のお金の流れが変わるのであれば、そこに対してアクセスしてこなかった市民社会や、ビジネスセクター、行政などが一緒に取り組んで補完し合う必要があります

 

これからの時代は、様々な資本を投資し、新しいリターンの設計をすることによって社会課題の解決を進めていくカタチになるのではないか、ということを皆で考えていきたいですね。

 

―そこで、『BEYOND2.0』を開催されるんですね。

そうなんです。『BEYOND2.0』はtaliki社が主催するイベントで、今年2月のBEYOND2018に続き二度目の開催になります。

このイベントでの目標はまず、「社会貢献はボランティア、自己犠牲」というイメージを壊すことです。「こんなに自分も楽しめる、かっこいい方法で社会課題の解決に携われるんだ」と知ってもらうことですね。

前回の様子。

―イベントではどんなことをするんですか?

トークセッション、ブース出展など様々なアプローチで、「社会課題に取り組むこと」を五感で感じていただこうと考えております。

特に大事にしているのが、taliki社が行動指針としても掲げている「目的志向であれ」「クレイジーであれ」「工学的であれ」

「皆でいい社会にしようね」と言いあうだけではなく、目標達成のために自分達は何をしていくべきなのか、どれだけ面白いことをやれるのか、持続可能な形にするには何をするべきなのか、クリティカルに考えられる場に出来ればと思っております。

 

トークセッションは二つ用意しています。一つは『社会に向かう、若き経営者たち』

起業、投資、NPO、社会貢献、行政など、社会構造に切り込む大きな挑戦は「自分には無理」だと思って、課題を感じても足踏みをしてしまう方が多いかと思います。

そこで、20代から起業しており、数多の経営に携わっているシリアルアントレプレナーの塚本廉さん青木大和さんをパネラーとしてお迎えし、19歳で政治のサービスを起業した伊藤和真さんをモデレーターとして、「若き挑戦の極意」を会場の皆様と一緒に考えます。

 

また、もう一つは『社会貢献で食べていくということ』

社会貢献は儲からない、というのはよく言われていますよね。そこで、「お金の流れを作るのは無理」という思い込みを外すためにも、「1人1人が声を上げられる社会をつくる」ことを掲げていらっしゃるクラウドファンディングサービスCAMPFIRE代表の家入一真さんと、ファンドレイジングを成功させ、様々なバックグラウンドの人を巻き込み精力的に活動する認定NPO法人D×Pの今井紀明さんをパネラーにお迎えし、どうやってお金のハードルをクリアしていくべきか具体的に考えていければ、と思っております。

 

目玉コンテンツとしてはやはり弊社が運営する社会起業家育成プログラム『タリキチプロジェクト』参加者のピッチバトルですね。

 

投資家の皆さんも本気です。

―プレゼンするだけですか?

いえ、我々は本気で社会貢献をアップデートしたいと考えています。

そこで、「インキュベイトファンド」という東京でも圧倒的な実力を誇るVCのパートナーである和田さんや、投資家・実業家の方々を審査員としてお呼びし、起業家たちの事業プランを審査していただきます。

うまく意気投合できれば、その場で投資をしてもらおう、という本気度です。

 

―なるほど。就活中なので、セミナーとどっちに行こうか悩みます。

そんな方のために、BEYOND2.0では「20卒割」を実施しております。

詳しくは『僕たちが就活に殺意を抱く理由』という記事をご覧いただければ良いのですが、就活で苦しんでいる方がtalikiにはたくさん訪れるんです。

そんな彼らが、どうやったら思いつめずに生きていけるだろう?と考えた結果、BEYOND2.0に来て、起業した人、NPOで働く人、企業で働く人、個人事業で生計を立てる人、ニートなど様々な立場の人と触れ合い、様々な事業を知り、生きていくための選択肢を広げられたらいいよね、という話になり、チケットを大人料金の半額に設定させていただきました。

 

―太っ腹ですね。一人で行っても大丈夫ですか?

大丈夫ですよ!

トークセッションに聞き入るもよし、社会起業家たちを全力で応援するのも良し、ブースを回って感化されるもよし、来場者の人たちと話すもよし。

暇になったらお近くのスタッフにお声がけいただければ、そのタイミングでのオススメコンテンツをご紹介します。

 

―遅れて行っても大丈夫ですか?

途中入退場OKです。

もちろん最初から最後までいても、一部だけでも楽しめるようなイベントになっています。

 

―なるほど、ありがとうございます。最後に、読者の皆様に一言お願いいたします。

ここへ行かずどこへ行く!会場でお待ちしてます。

 

―ありがとうございました!

【BEYOND2.0】

開催日時:6月17日(日)12:30開場

公式HP:http://www.beyond2nd.com/

場所:京都リサーチパーク内 バズホール

JR『丹波口駅』すぐ

チケット購入:https://peatix.com/event/385801

 

WRITER

taliki編集部

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社会課題を身近に、楽しく、カジュアルに伝えていくことをモットーにしつつ、真剣に、追い込まれながら記事をアップしています。記事に関する感想、疑問、その他コメントは下のお問い合わせからお送りいただけます。

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