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「ぶさいく・べじたぶる」で社会を変える!―おいしい野菜を若者へ

taliki編集部 2018年2月8日
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はじめまして、神戸大学経済学部3回生の久保陽香です。

休暇には畑で農作業をしたり地方の山や海に行ったり、自然の中に身を置いて元気をチャージしています。

そんな私が2年前から興味を持っていること、それは“食”です。“食”に興味を持ってから、この社会で起こっている事柄が全部自分と繋がっていることに気づき、めちゃくちゃ世界がおもしろくなりました

ちなみに私が一番好きな野菜はごぼうで、ごぼう自体の性質もそれに付随する記憶も全てが愛おしいお野菜です。また一緒にごぼうを食べにいきましょう。

今こんなことをしています!

私はぶさべじ~ぶさいく・べじたぶる〜という団体の代表をしています。

ぶさべじは、食料廃棄をなくすため、流通段階で廃棄される規格外野菜を学生に届けることから始まりました。現在は消費者意識を変えるため、“農家と若者がつながる食空間作り”をコンセプトに、若者向けの食育活動をしています。

具体的な事業としては、野菜付きコワーキングスぺース「べじ小屋」野菜付きシェアハウス「ぶさべじはうす」の運営や、食の知見者を先生としてお呼びし美味しい食事を食べながら学ぶ「学美食会」若者のやってみたい!をもとに企画し実現する「若者主役のぶさべじごはん会」定期的な開催です。

これらを通じて、

若者が農家さんに関心と敬意を持ち、そして自分自身も人を幸せにできる食卓を創る、

自分の価値観をもって商品選択をしてこれからの社会を創る、

自分自身を見直し自己を創り上げる、

つまり「農家をヒーローに!若者をクリエイターに!」するような機会を提供し、

食料廃棄がなく人びとがそれぞれの豊かさを実現する社会を作ろうとしています。

食料廃棄の何が問題なのか?

1 大量生産・消費・廃棄システムによって、世界中で食料供給のバランスが取れていない

…日本国内で本来食べられるはずなのに廃棄されてしまった食料、所謂「食ロス」は約632万トンであり、これは世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量(平成26年で年間約320万トン)を大きく上回っています。

2 食の生産過程が不明瞭なうえ、企業がメディア等を通じて流行を作り出し人々の商品選択を操作していること

…「セレブ愛用スーパーフードダイエット」などの企業の広告によって流行が作り出され、購買意欲を操作された人々はその真偽を確かめず選んでしまったり、また食べ手と作り手が乖離しているが故に、消費者が食べ物を選ぶ際の価値基準が価格に制限されていたりします。

3 食料を生み出している生産者に正当な対価が支払われていないこと

…農林業は天候により収入が不安定なため一概には言えませんが、農業従事者の平均所得は200万円といわれています。これは、サラリーマン1年目の平均年収を下回っています。また、第一次産業は3K(稼げない、汚い、きつい)といったマイナスのイメージも持たれているのです。

この三つの社会課題に、我々ぶさべじは立ち向かっています。

なぜこの三つに立ち向かうのか?

今、国連でも叫ばれている社会問題の一つに、資源の枯渇問題や気候変動問題があります。これは今までも認識はされていた問題ですが、近年もう目を背けることが不可能なほど、人々の生活に大きな被害を及ぼしています。

そしてその原因は、人間が物質的な豊かさ、効率性、利便性を追い求めすぎてつくった利益主導型の“大量生産・消費・廃棄”経済システムであると考えています。

この経済システムはかつて唯一成長する経済モデルとしてもてはやされていましたが、全く持続可能ではありません。安く大量にモノを生み出すためには、それだけ地球資源を大量に使わなければならないし、人が労働力のみとして捉えられ低賃金重労働を強いられることになります。

このようなシステムを生み出し、環境的にも倫理的にも失敗を犯してしまった人間こそが、もう一度豊かさとは何か、どう生きたいのかを見直し、自分なりの豊かさを再定義していく必要があると考えます。そのために我々は活動しています!

WRITER

taliki編集部

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社会課題を身近に、楽しく、カジュアルに伝えていくことをモットーにしつつ、真剣に、追い込まれながら記事をアップしています。記事に関する感想、疑問、その他コメントは下のお問い合わせからお送りいただけます。

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