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ツリーハウスから始まる輪―地域を元気づけるきっかけ作り

taliki編集部 2018年2月4日
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はじめまして、荻 智隆です。

なかなか聞かない名前ではあると思いますが、”おぎ ちりゅう”といいます。 

僕が所属し代表をしているのは「学生団体Clown」という学生団体です。

立命館大学 建築都市デザイン学科の学生で構成されており、現在は114人で活動しています。今年で4年目という、最近誕生した団体です。

ツリーハウスから

『ツリーハウスから始まる繋がりの輪』

これは僕たちの活動理念です。

僕たちは、ツリーハウスの制作を通して地域を盛り上げていく事を目的に活動しています。

ツリーハウスと聞いて、多くの人は、木の上に建てられた家を思い浮かべるのではないでしょうか。または、「ツリーハウスってなに?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

いずれにせよ、この言葉を聞くとなんだかワクワクしませんか?

僕らが作っているツリーハウスとは、自然の木につくる大人も子供も楽しめる秘密基地のような建物です。それはその地域のランドマークでもあり、遊具でもあります。子供達はツリーハウスに登り、木の上の空間で鬼ごっこなどをして遊び、大人の方々はツリーハウスの下の木かげの空間で、子供達が遊んでいる様子を見守っています。

たくさんの人が興味を持ち、集まり、交流の場になるように、僕たちは願いを込めています。

また、ツリーハウスの制作だけでなく、地域でのイベント開催や小学校等の施設でのワークショップや、地域の方々との交流も図っています。

今はまだ実行には及んでいませんが、作成から7年経ったツリーハウスは解体まで自分たちの手で行う予定です。

ツリーハウスを設計する際には、単に面白い形にするだけではなく、実際に使う子供達やお年寄りの方の行動を考え、予測し、その方々のスケール感に合わせて内部空間を形作っていくことを意識しています。

ツリーハウスを作ることで、普段学校で学んでいる専門知識の実践の場になったり、学校では教えてもらえない新しい発見があったりします。

 

僕がこの団体に入ったのも、せっかく建築学科に入ったのだし、建築学科らしいことをしてみよう、という軽い気持ちからでした。

しかし、いろいろな活動に参加し、地域の方々と触れ合っていくうちに、ただツリーハウスを建てるのではなく、それによって地域を元気づけ、活気のある場所にしていきたいと感じるようになりました。

みなさんご存知の通り、現在日本にはたくさんの過疎地域があります。

若者が流出し、お年寄りが取り残されてしまったような地域では、多くの場合活気がなくなり、地域の行事などが行われず、さらに活気がなくなっていく、という現状があります。いわゆる負のループです。

実は、僕が育った故郷もそのような地域です。地域の活気がなくなっていくのを、直に見てきました。よってそのような問題を解決したいという思いは人一倍強いと思っています。

 

「学生がツリーハウスを作ってイベントをやったところで、本当にそんな問題を解決できるの?」

そう思われる方もいらっしゃると思います。

実際、このような意見は団体内でも度々挙がり、僕もそう感じる瞬間があります。広報のためのビラをなかなか受け取ってもらえなかったこともあります。地域のためを思ってイベントを開いたとしても、全く人が集まらず身内だけのイベントになってしまったことだってあります。そんな時は、本当にくじけそうになります。

でも、地域のために活動する、動き始めていくことが大事だと僕は思うのです。

多くの地域は硬直してしまっています。変化をあまり好みません

そんな中、学生が地域の方々と協力しながら、共にツリーハウスを建てイベントを行う。

たとえ最初はうまくいかなくても、

地域を活気づける、きっかけを作っていく。

これが建築学科生として僕らができることだと思います。

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taliki編集部

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社会課題を身近に、楽しく、カジュアルに伝えていくことをモットーにしつつ、真剣に、追い込まれながら記事をアップしています。記事に関する感想、疑問、その他コメントは下のお問い合わせからお送りいただけます。

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